ロンドンに拠を構えるVERTERE ヴァルテレは、主宰者であるトラジ・モグハダム(Touraj Moghaddam、かつて英ロクサン社で優れたアナログ・プレーヤーを開発)が自らが理想とするアナログ再生を具現化するために設立したブランドです。
モグハダム氏がヴァルテレで満を持して発表したのが超ハイエンド・アナログ・プレーヤーRG-1 でした(予価1,650万円)。
さて、ではフォノイコはというと以外にも多くの方がターゲットとするジャストミートな価格帯のPhono-1。日本上陸にあたってはちょうどモデルチェンジしたばかりの次世代機、Phono-1 Mk2 からの導入となりました。
では、まずは売れ筋の手軽なモデルからか?というと決してそうではなく、カートリッジとの整合調節機能や木目細かいアース接続方法の選択など、長年アナログ・オーディオに関わってきたモグハダム氏ならではの内容が惜しみなく投入されており、シンプルにやりたいことをやって仕上げた結果こうなった、というのに近いのでなないでしょうか。
VERTERE Phono-1 MK2 は、同価格帯におけるフォノステージの基準を塗り替えるトラジ渾身のフォノアンプなのです。