Ernst Hermann Meyer
エルンスト・ヘルマン・メイヤー/ヴァイオリン協奏曲(1963-4)
ダヴィッド・オイストラフ(Vn)
オトマール・スイトナー指揮 ベルリン・シュターツカペレ
エルンスト・ヘルマン・メイヤー(1905-88)はベルリン生まれの作曲家,音楽学者。
銀行に勤めるも、21才になってハイデルベルク大学で音楽を学び、ハンス・アイスラー,パウル・ヒンデミット,マックス・ブティングに師事。
ユダヤ人であったためにナチスの迫害を避けてイギリスに移り、1939年にベッドフォード大学の講師、1945年からはキングス・カレッジの客員教授に迎えられました。
大戦後1948年に東ドイツに戻り、ベルリン大学の教授に就任。
作品は2つの交響曲,管弦楽曲,協奏曲,室内楽,オペラやオラトリオなどがあります。
ヴァイオリン協奏曲は1963〜64年の作。オイストラフはこの曲をヴァイオリンとオーケストラのための交響曲であると述べています。
アヴァンギャルドなところはなく、東ドイツ的ショスタコーヴィチといった音楽。
オイルトラフが残した正規の現代音楽録音としても貴重、しかもスイトナー&ベルリン・シュターツカペレとの共演。
録音は名手、クラウス・ストリューベン。
貴重な1枚。