スーク/戦争三部作
死せる勝者のための伝説曲 OP.35b
コラール「聖ヴァーツラフ」の主題による瞑想曲 OP.35a
祝典行進曲(祖国新生に向けて) OP.35c
ノヴァーク/交響詩「深き淵より」 (大管弦楽とオルガンのための)OP.67 *
アロイス・クリマ指揮 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
*ヤロスラフ・フォーゲル指揮 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
ヨゼフ・スーク(1874-1935)はチェコの作曲家,ヴァイオリニスト。ドヴォルザークのひ孫で、同名の名ヴァイオリニスト、ヨゼフ・スークの祖父にあたります。
弦楽セレナードは有名なのでよくご存じの方も多いと思います。
ヴィチェフラフ・ノヴァーク(1870-1949)もスークと同時代のチェコの作曲家。
ブルックナー楽譜校訂で有名なレオポルト・ノヴァークとは、もちろん別人です。
Alois Klima
アロイス・クリマ(1905-1980)はチェコのクラトヴィ生まれの指揮者。
大学では物理学と天文学を学ぶ傍ら学生オケの指揮やヴァイオリンを続けますが、音楽への思い絶ち難く、1931年にプラハ音楽院の学生となります(指揮と作曲)。
卒業するとプラハ交響楽団の第一ヴァイオリニストの地位を得、同時に指揮の経験を積んでいき、1936年からはコシツェ放送管を皮切りにオストラヴァ放送管,ブルノ放送響、そしてプラハ放送交響楽団の指揮者となり20年以上にわたりその職にありました。
Jaroslav Fogel
ヤロスラフ・フォーゲル(1894-1970)はボヘミア地方ブルゼニ生まれ、チェコの指揮者,作曲家。
作曲を自国の大家ノヴァークに就いて学んでいますので、この録音は作曲者直伝の解釈ということになります。作曲家としても4曲のオペラを残しています。
オストラヴァ国立歌劇場,プラハ国民劇場の音楽監督を歴任、1959-62年にはブルノ国立フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務めました。
音質優秀、状態良好。