知る人ぞ知る国産メーカー Venetor Sound ヴェネターサウンドのMC ヘッドアンプ VT-MCTL の、まずめったに出ることのない中古品が入庫しました。
MCカートリッジ用のヘッドアンプで、MC用昇圧トランスと同じ用途で使用します。
MCヘッドアンプは極めて微弱な信号を増幅するためノイズの処理が難しく良好なS/Nを取りにくいなど、単体の製品化は稀です。
VT-MCTL は内蔵のバッテリーで駆動することも出来るため、ノイズの点でも大変有利です。
MCカートリッジの負荷インピーダンスもフロントのノブで5通り選択することが出来ます。
以下、メーカーの製品解説:
「MCトランスに代わるのがMCヘッドアンプで、帯域全域を増幅をすることが可能です。しかしデメリットもあり、一般的に電源や増幅回路によるノイズ等で不利と言われ、その解決がポイントです。
VT-MCTL は、増幅部はディスクリート構成(オペアンプを使用しない)による無帰還アンプで集積回路は使用していません。
初段は、FET を使用した上下対称プッシュプル回路でMCカートリッジの微弱信号を正確に増幅し、後段もプッシュプル増幅+エミッタフォロアによって信号をハイインピーダンス化して出力し、MCカートリッジからの信号を余すところなく、音樂帯域全域をフラットに増幅します。
また、VT-MCTL のもうひとつの特長は電源回路です。鉛シールドバッテリーを搭載し、電源環境でのノイズ低減化を行います。さらに、人が管理することが面倒なバッテリー管理をマイコン制御によって行い、過充電や過放電を防止しています。バッテリーの供給電源は18V のACアダプターを使用しています。
バッテリーの残量と状況はフロントパネルのLED で表示します。バッテリー駆動中は緑色。バッテリーが不足してきたら赤色。残量が少なくなると赤色の点滅となります。充電中はオレンジ。充電完了は緑色。
充電回路は、ACアダプターが接続されていればマイコン制御で充電します。
カートリッジに対応する入力インピーダンスの切り換えは、フロントパネルのロータリースイッチで選択します。MCカートリッジのインピーダンスが分からない場合は47kΩで試聴して頂き、そこから音圧がだいたい半分(-6dB)になるところまでダイアルを左に回すことで、インピーダンスを探る大まかな目安となりますが、最終的にはお好みや楽曲で好みの再生音で決めてみてください。」
目立ったキズ等の無い美品で、今回の販売にあたり、メーカーにて内蔵のバッテリーを新品交換してあります。
ACアダプター電源と取扱説明書が付属します。
同じくヴェネターサウンドのフォノステージアンプ VT-MPEQ と組むのがベスト。
こちらも中古品を販売していますので宜しくお願い致します。