あのMark Levinson が初めて手掛けたアナログ・プレーヤーが創立45周年を記念して発表されたNo515 でした。そして第2弾として開発されたのがこのNo5105、人気の5000 番シリーズの一員としての登場です。
515 は初のアナログ・プレーヤーということで、モーター部を本体とセパレートさせるなど凝った構造を採っていましたが、5105 はそれに比べてシンプルでまとまりの良いデザインに好感が持てます。
但し本体プリンツは厚さ5cm のアルミブロックから削り出し、コンパクトながら驚くほどの重量級で、前作より8kg も重くなっています。
仕上げにはブラックアノダイズド処理と上質なヘアライン仕上げが施され、同社のアンプ類とも共通したデザインが採用されました。
プラッターは、6.35kg のソリッドアルミ製で、裏面を振動吸収材で鳴き止め処理されています。
同社アンプのヴォリュームノブを思わせるアルミと真鍮の複合素材によるレコード・スタビライザーと、伝統のMark Levinson ロゴ入りのプラッターシートが付属しています。
トーンアームは新開発の10インチ、プリロード負荷型ベアリングを採用したジンバルサポートのスタティックバランス型で、アームパイプはカーボンファイバー製。
ヘッドシェルはアルミニウム製フィンガーリフト一体型。