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商品詳細

FIDELIX フィデリックス/PCA-25 フォノカーヴ・アジャスター[PCA-25]

販売価格: 54,000円(税別)
数量:

FIDELIX フィデリックスは中川 伸氏が1976年に興したメーカーですから、すでに50年近い実績があります。
いつも痒い所に手が届くユーザー目線の製品を生み出してくれますが、最近は特にアナログ関連が中心になっています。

今回のフォノカーヴ・アジャスター PCA-25 もまさにそう。
RIAA イコライザー(通常のフォノイコ)の後ろに接続することで、BASS とTREBLE の組み合わせから25種類(5×5種類)のカーヴが追加され、RIAA 以外の主なEQ カーヴにも対応可能となります。つまり今お使いのフォノイコそのままでRIAA 以外のイコライザーカーヴにして聴くことが出来るわけです。これは便利!
*フォノイコに機能を追加するユニットで、通常のフォノイコとしては使えません。

表示カーヴ: RIAA, FFRR(DECCA), COLUMBIA, AES, NAB, RCA, SP
●ポジションは予備カーヴ。より大きな変化が必要な場合にトーンコントロール的に使用。

(ところで、中川さんのいつものネーミングからすると、やけに普通の型番だなと思いきや、P=Phono、C=Curve、A=Adjuster、25 =25通りのカーヴ、という意味なのでしょう)


因みに、プリアンプやインテグレーテッドアンプに内蔵されたフォノイコをお使いの場合でも、前者ではプリとパワーアンプの間に、後者ではREC OUT 端子ととTAPE IN 端子の間に挿入することで同じように使うことが出来ます。
この場合、CDなど他のソースを聴く時は両方のつまみをRIAA(=フラット)に合わせれば普通に聴くことが出来ます。
また、他のソースでもPCA-25 をトーンコントロールとして積極的に使うのも手です。

回路はアンプや電源が不要なパッシヴ素子のみで構成したため、純度の高い音質を獲得しました。使用パーツには特に拘り、抵抗はアメリカのPRP 社の非磁性抵抗,コンデンサーはPPS 型を特殊樹脂で固め、接点は全て金メッキになっています。連続可変は避け、ロータリースイッチにしたのも音質を重視したためです。
左右のアースに導通がない完全なモノラルコンストラクションになっており、非磁性のアルミシャーシを採用しています。

但し一方、シンプルなパッシヴ回路であるため補正カーヴは近似曲線となりますが、聴感上はほぼ問題ありません。厳密なカーヴ設定を望む方は、可変フォノカーヴ専用モデルを購入下さい。

モノラル・スイッチ(MONO)を入れると、ステレオ・カートリッジでモノラル盤を再生する際でも約3dB ほどサーフェースノイズが低くなります。

取扱上の注意としては、負荷インピーダンスが30kΩ以上ではほぼ所定の動作をしますが、負荷インピーダンスが20kΩや10kΩの場合は低域が下がるので、BASS ツマミを1段上げることによりほぼ所定の動作になります。
つまり例えばRIAA にしたいときは、ひとつ上のポジションのAES SP になります。駆動インピーダンスは約1kΩ以下であれば問題は無く、挿入損失は約7 から9dB なので、その分だけボリュームを上げてお使い下さい。