CHUDEN (株)中電は1996年創業、一貫してフォノカートリッジの製造を行ってきた専業メーカー。相手先ブランドのOEM を中心に行ってきたため、今まで一般にその名前を知られることはありませんでした。
その前身は群馬県にあった中央電子工業(株)で、CD台頭によりフォノカートリッジ生産の中止が決まった際に、当時同社取締役だった樽屋 毅氏がそのカートリッジ生産業務を買い取って独立、新たに立ち上げたのが(株)中電です。
当時主力製品だったセラミックカートリッジ,MMカートリッジを現在も中心に生産、国内外の多くのプレーヤーメーカーへOEM 提供をしています。
そして2018 年、次のステップとして自社ブランド「CHUDEN」を立ち上げ出荷を開始、とくにカートリッジについては、OEM 向けとは一線を画したものを自社ブランド商品として製品化しています。
中電のMMカートリッジでは36シリーズがその独自の音の魅力で大好評を博していますが、今回、その頂点に位置する MG-36BPH が発売されました。
無垢ダイヤのラインコンタクト(PH)針にボロンカンチレバーを採用。針部分がまさにハイエンド仕様となっています。
マグネットは贅沢にもアルニコ、磁気回路のポールピースとヨークはパーマロイ、シールドケースもパーマロイで磁気遮蔽しています。
また、すでにMG-3605 やMG-3675 をお持ちの方は、本体は共通ですので、交換針の CN-36BPH を購入頂ければMG-36PBH と同等となります。