オッフェンバック - ロザンタール編/バレエ音楽「パリの喜び」
ルネ・レイボヴィッツ指揮 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
大変レアなレイボヴィッツ録音、正真のステレオ。
レイボヴィッツはポーランド出身でフランスを中心に活躍した作曲家,指揮者。海外では、当時の現代音楽での功績や多彩な教え子を輩出した功績で現在でも評価は高い。
指揮者としての録音は面白いことに米RCAの制作による会員制頒布盤リーダーズダイジェストに多く残されています。
録音では現代音楽関係はほとんどなく、特にリーダーズダイジェストでは媒体の性格もあってポピュラー名曲や自ら編曲した人気曲などが多数収められています。
この「パリの喜び」もその延長で、オッフェンバックの名旋律接続曲を明朗快活に鳴らしています。
この曲の編曲者、少し先輩のロザンタールも作曲家として出発し指揮者として活躍しました。しかも二人ともあのラヴェルに師事していたそうです。
そんな豊かな時代背景を感じながら聴くと、感慨もひとしおの1枚。