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Meet The Artist"
アントニオ・ヤニグロ(Vc): ボッケリーニ/チェロ協奏曲第9番〜第2楽章 ザグレブ合奏団
チェーザレ・ヴァレッティ(T): 「あなたは見たか、輝く百合を」(イギリス民謡) レオ・タウブマン(Pf)
ジョセフ・エガー(French Hr): モーツァルト/ホルン協奏曲第3番〜第3楽章 ヨーゼフ・ローゼンシュトック指揮 RCAビクター交響楽団
モーリーン・フォレスター(Cont): ブラームス/聖なる子守唄 ジョン・ニューマーク(Pf)、オットー・ヨアヒム(Va)
バイロン・ジャニス(Pf): リスト/ペトラルカのソネット
ジュリアード弦楽四重奏団: シューベルト/弦楽四重奏曲第12番「四重奏断章」
ゲイリー・グラフマン(Pf): シューマン/ロマンス OP.28-2
レオンタイン・プライス(S): フォーレ/マンドリン OP.58-1 デイヴィッド・ガーヴィー(Pf)
ヘンリク・シェリング(Vn): ブラームス/ヴァイオリン協奏曲〜第3楽章 ピエール・モントゥー指揮 ロンドン交響楽団
ロザリンド・エリアス(MS): バーバー/歌劇「ヴァネッサ」第1幕〜「何故に冬はそんなにも早く」 ドミトリ・ミトロプーロス指揮 メトロポリタン歌劇場管弦楽団
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RCAの看板アーティスト達の他に、当時、同レーベルの次代を担う若手アーティスト達を紹介した特別盤。
皆、現在は往年の大家として記憶に残る人たちばかりですが、なかでも私の知らなかったイギリスのホルン奏者、ジョセフ・エガーの吹く、まろやかなモーツァルトのホルン協奏曲には魅了されました。是非聴いてみて下さい。恐らくこの人のホルンはここでしか(あと全曲が入ったRCA盤)聴けないはずです。
他にホルンの録音の無いのは後に指揮者に転向したからで、ロンドンのオーケストラを振ったブラームス等が残されています。
最後の、珍しいバーバーの歌劇「バネッサ」からのロマンティックなアリアもなかなか魅力的。思わず全曲が聴きたくなりました。
他にもトラックごとに代わる名人達の演奏を次から次と聴いていくうちに、あっという間に片面が終わってしまいます。
ここで気に入ったのを見つけてフル演奏盤を聴くというのもいいですが、これだけでも気軽に結構楽しめる1枚です。
まさに黄金時代のRCAショウケース。
MONO オリジナル盤。