伊福部昭/土俗的三連画(1937)
早坂文雄/左方の舞と右方の舞(1941)
清瀬保二/日本祭礼舞曲(1942)
箕作秋吉/芭蕉紀行集(1947)
山岡重信指揮 読売日本交響楽団
伊福部の土俗三連画は、日本狂詩曲に続く彼の管弦楽曲第2作。
14人の室内楽オーケストラのために書かれていて、演奏されることの多い人気曲。曲の開始から強烈な印象を受ける、伊福部らしい名作です。
早坂文雄は宮城県出身、伊福部らとも親交が厚く、汎東洋主義を唱えて民族色豊かな作品を残しました。
でも一般的には「羅生門」や「七人の侍」など、黒沢映画の音楽で有名です。
「右方の舞と左方の舞」は雅楽の舞に由来する神秘的な曲。
清瀬の「日本祭礼舞曲」は、その名の通り庶民的で日本情緒豊かな親しみ易い作品。
初演は山田一雄が行っています。
箕作(みつくり)の「芭蕉紀行集」はフランスでの放送初演を始め、海外で演奏される機会も多く、’58年にはニューヨークでストコフスキーも演奏しているそうです。
楽しめる現代オーケストラ曲集。
店主おススメ。