渡辺浦人/交響組曲「野人」(1941)
湯山昭/子供のための交響組曲(1969)
岩城宏之指揮 フィルハーモニー交響楽団 p>
交響組曲「野人」は’41年に山田一雄の指揮で初演、その後’45年までの数年間に戦時中にもかかわらず30回以上という異例の演奏回数を数えました。
集り/祭り/踊り、の3曲から成り、日本的な民族性に溢れた曲。
湯山はご存知のように多くの合唱曲で有名ですが、この曲は珍しいオーケストラ曲。
プロコフィエフの「ピーターと狼」、ブリテンの「青少年のための管弦楽入門」に触発され、子供たちにも分かり易い平明さをもって1管編成で作曲されました。
但し打楽器に関しては、ヴィブラフォン,シロフォン,マリンバ,グロッケンシュピール,ウッドブロック,サイドドラム,鉄管など多彩な楽器が使われています。