チャイコフスキー/交響曲第6番 ロ短調「悲愴」
ジャン・マルティノン指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
マルティノンがステレオ初期にデッカに残した演奏はいずれも忘れ得ぬ名録音となりましたが、なかでもウィーン・フィルと入れたこの悲愴は屈指の名盤で、デッカSXL中の人気オーディオファイル盤。 ウィーン・フィルを自在にドライブした鮮烈な演奏は師のミュンシュを彷彿とするところもあります。 楽壇に登場した頃はいくつもの作品が賞を取る作曲家としても知られており(ルーセルにも師事しています)、その視点からの確固たる解釈が実に説得力のあるものとなっています。
キングがまだ丁寧にアルバムを製作していたころのSLC盤。鮮度の高いサウンドが楽しめます。 英盤オリジナルは極めて高価。