モーツァルト/
ピアノ協奏曲第27番 変ロ長調K.595
ピアノ協奏曲第8番 ハ長調K.246 「リュッツォウ」
行進曲 ニ長調K.237 *
ヴィルヘルム・ケンプ(Pf)
フェルディナント・ライトナー指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
*フェルディナント・ライトナー指揮 カペラ・コロニエンシス
主役ではなく協奏なのだ、とでもいうようにピアノが決してしゃしゃり出ず、ときにオーケストラに埋もれるほど(でも埋もれることはありません)穏やかな弾き方で、現代の演奏がせせこましく聴こえてしまいそうです。
ライトナーの指揮が決して硬くならないリズムと音色でそれを優しく支えますが、そこはベルリン・フィル、芯はしっかりしているので安心して聴いていられます。
’62年の録音ですがライヴのように自然なバランスでピアノが録られていて、オーケストラとの一体感が演奏にマッチしています。