ラフマニノフ/「鐘」 OP.35 (独唱,合唱と管弦楽のための詩曲)
エリザヴェータ・シュムスカヤ(S)、ミハイル・ドヴェンマン(T)、アレクセイ・ボルシャコフ(Br)
キリル・コンドラシン指揮 モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
アカデミー・ロシア共和国合唱団(合唱指揮: アレクサンドル・ユルロフ)
レコード時代にヒット作となった「晩祷」と並ぶラフマニノフの合唱曲「鐘」は、あのエドガー・アラン・ポーのロシア語訳に作曲された4楽章構成のドラマティックな作品です。
録音当時、コンドラシンは西欧、特にアメリカに積極的に進出、RCAやマーキュリーにオーディオファイル録音を残していますが、手兵のモスクワ・フィルを振ったこの録音はロシアの名合唱団の圧倒的な歌唱と共に、今は薄れつつあるロシア音楽の神髄を聴かせます。
現在CDではなかなか入手困難、貴重な1枚。