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2022年10月30日
東京インターナショナルオーディオショウ(最近はTIAS の略称も浸透してきました)、今年も初日の金曜日に行ってきました。
今回も店主の独断で、印象に残ったものを中心にご報告させて頂きます。
 
 

Alare Remiga2

上のほう6階からスタートして、まずはアイレックス(Eilex)のブースから。
今年から輸入が開始されたイタリアのハイエンド・スピーカーメーカー Alare アラーレの大型フロアスタンディング・スピーカー Remiga2 を目玉として初展示。アラーレは、既にアイレックスが輸入しているアンプメーカー AUDIA オーディアのスピーカー・ブランドとして発足しました。
ドライヴするのが大型のモノラルアンプ AUDIA Strumento n8 ということもあるのでしょう、アナログレコードの再生は実に張りがあって、これでもかと音が飛んできます。とにかく積極的に前に出てくる鳴り方で、最近のハイエンドスピーカーとしては実在感が際立ち、作り手の意思を感じます。


Audiospecials Phonplab 1.5、右の赤いのはLuna SUT MCトランス

もうひとつ新規取り扱いブランドとしてドイツ Audiospecials オーディオスペシャルズのフォノステージアンプ Phonolab 1.5 がデモされていました。ここはフォノイコのみに特化したメーカーで、可変EQではないのですが、独自の周波数コントロール機能の搭載がユニーク。コンパクトなサイズも好印象です。



AVALON ISIS Signature

お隣りは大きな太陽インターナショナルのブース。
例年通りのアレンジで、メインのスピーカーも例年通りAVALON。
かつてISIS というフラグシップ級モデルがありましたが、この名を引き継いだ新しいスピーカー、ISIS Signature が鳴らされていました。見た目はISIS そのままですが、エンクロージュアの素材を一新、MDF ではなくSIC と呼ぶ複合素材構成となりました。
駆動するのはNAGRA のタワー型モノラルアンプ HD AMP。いつもながらゆったりリラックスして聴くことの出来るバランス,音場感は流石。ただその対価はメルセデスの最上級、Sクラス・ロングと同等、何とも贅沢なモデルです…。
現実的なところでは、価格別にラインナップの揃うPrecision Monitor シリーズがお勧め。
 
 
 

TRIODE Evolution 300

1階下って5階ではまずTRIODE お馴染みトライオード。
目玉は何といっても創業30周年記念モデルのEvolution 300
贅沢にもWestern Electric のWE300B を搭載したA級シングル機で、100 台の限定生産。すぐにでもご注文を!

SPENDOR Classic 200Ti SPENDOR A4

トライオードが輸入する英SPENDOR スペンドールにも久々に大きな動きがありました。
かつてスリムなトールボーイ型のAシリーズが輸入されていて、私どもでも試聴スピーカーとして愛用していましたが、今回、リニューアルとなったAシリーズが再上陸。価格帯も幅広く揃うので多くの方にお薦めが出来る製品群となります。
もうひとつ、Classic シリーズの上位2機種のバッフルをチタンとした意欲的な特別仕様モデルが発表されました(Classic 200Ti,100Ti)。


rose RA180

新規取り扱い予定のブランドとして参考展示されていたのは、韓国のエレクトロニクス・メーカー ROSE のインテグレーテッドアンプ RA180。どこかで見たような部分もありますが、キャッチーなフロントパネル・デザインが目を惹きます。
 
 
 

SOULNOTE M-3

お隣、SOULNOTE ソウルノートも楽しみにしていたのですが、混雑のため入場制限、整理券での予約が必要とのことで断念。設計者の加藤節が聞けなかったのはちょっと残念でしたが、でもよく分かっていますので、ここでは話題のモノラル・パワーアンプM3 の製品写真を。
 
 
 

ortofon AS-212R,AS-309R

オルトフォンのブースでは、開発中との話を聞いていた新トーンアームが完成形で展示。艶消しシルバーとブラックの対比がなかなか魅力的。
年内に発売予定で40万円台となる模様。
 
 
 

Phasemation MA-5000

フェーズメーションのブースでは、昨年試作機としてデモしていたフラグシップ真空管モノラル・パワーアンプ MA-5000 をほぼ量産形でデモ。211 真空管をパラシングルで鳴らすモデルです。


Phasemation CS-1200,900

アクセサリーでは新しいヘッドシェルが2種類登場。
従来のジュラルミン製CS-1000 の後継、CS-1200 とアルミ製のCS-900 で、後者は3色のカラー展開でも楽しめます(ブラック,ブルー,ゴールド)。
 
 
 

EMT 928


EMT JPA66 MkⅢ

エレクトリでは、EMT からアナログ関連の参考展示が2点。どちらも価格未定ですが、アナログ・プレーヤー 928 とプリアンプ機能付きフォノイコ JPA66 MkⅢ。後者は少し前に完了となったJPA66 MkⅡの後継機でしょう。
 
 
 

DYNAUDIO Contour 60i

ディナウディオではコンター・シリーズのトップモデル、Contour 60i が登場。アナログ・レコードで、変わらぬ上質なディナウディオ・サウンドの神髄を聴かせました。
2022年09月18日

ELAC Miracord 80

ELAC エラックからアナログ・プレーヤーの新製品、Miracord 80 が発売されます。

スピーカーの分野で高い評価を得て久しいエラックが、半世紀の時を経て復活させたアナログ・プレーヤー Miracord 90 は、同社の創業90周年を記念して発売されましたが、このMiracord 80 はその直系モデルとして100周年に向けて登場。

モダンながら、ちょっとごつくて懐かしい、エラックらしいモデルの登場です。
殆どのプレーヤーが値上げになった今、30万円台という比較的手の届く価格帯のモデルがひとつ増えたことも嬉しいところです。

ELAC Miracord 80 360,000 円(税別)
2022年09月09日

DS Audio DS-W3

光電カートリッジの DS Audio からいよいよ第3世代の主力モデルとなる DS-W3 が発売となります(9月16日発売)。

既に第3世代機としてはGRAND MASTER とDS003 が発売されていますが、針先が003 とは形状の異なるラインコンタクト針、カンチレバーはボロン製と異なっているところが大きな特徴です。

同時に対となるイコライザーアンプ DS-W3 Equalizer も発売されます。

DS002,DS003 やDS-W2 カートリッジからのお得なバージョンアップ・プログラムもございますので、それらをお持ちの方はお問い合わせ下さい↓
https://www.maestrogarage.com/contact

DS Audio DS-W3 Cartridge 450,000 円(税別)

DS Audio DS-W3 Equalizer 850,000 円(税別)
2022年09月07日


人気の小型スピーカー、パラダイム社Persona B に、同社創立40周年を記念して特別カラー仕上げの限定モデルが登場。

ロッソフォッコとカナリーイエロー、どちらもカスタムカラーにもない完全特注色で、国内代理店が特別に本国にオーダーして製作されました。だから本国にもありません。
どちらも僅か数台のみ。
クルマ好きならご自分のと同じカラーに、というのもいいですね!

お問い合わせはこちらまで⇒ https://www.maestrogarage.com/contact
2022年08月28日

 

LTA-710 tonearm
 
LUXMAN ラックスマンからアナログプレーヤーの新製品 PD-191A 発売が発表されました(9月発売予定)。
本格プレーヤーの標準原器として高い人気を誇ったPD-171A の後継機と言えますが、型番からも一から再設計したニューモデルであることが分かります。

最も大きなポイントは完全な新設計となるトーンアーム LTA-710 の搭載で、少し前に発売された姉妹機 PD-151 Mk2 で初めてタッグを組んだSAEC 社との共同開発です。
PD-171A と比べると大幅な価格アップとなりましたが、多くはこの新アームに注ぎ込まれているはずで、アームについては決して妥協を許さなかったラックスマンの本気度が伝わります。
また、アームベースは簡単に交換可能で、既発売のオプション・アームベースを使ってSME やortofon,SAEC,FR などのアームも取り付けることが出来ます。

さらに、本体背面左側にオプションで用意される専用アームベースを取り付けることでダブルアーム仕様とすることが可能です(サブは12 インチ・ロングアーム)。

只今、ご予約受付中!

LUXMAN PD-191A アナログ・プレーヤー 900,000 円(税別)
2022年06月15日


音展 OTOTEN は日本オーディオ協会が主催するオーディオショウで、かつてのオーディオフェアの現在形です。
その音展もコロナ禍の影響で2020,2021年は開催が見送られ、ようやく今年は6月11,12日に開催されました。場所はインターナショナルオーディオショウと同じ東京フォーラムです。
12日(日)に見聴きしてきましたので、かいつまんでご報告。





YUKI AP-0 turntable

いつものように一番上の6階に上って、まず 由紀精密 YUKI(このブースは4社の合同で、他にSAEC,Zonotone,光城精工が出展)。
すでにオーディオ誌や産業・経済誌などで取り上げられて話題となっていますのでご存じの方も多いと思いますが、独自開発のアナログ・プレーヤー AP-0 が今回国内で初めてのお目見えとなりました。国内でと言ったのは、つい先日、世界最大級のオーディオフェア、ドイツで開催された「ミュンヘン・ハイエンド2022」に一足先に初出展したから。


AP-0 の企画・開発を担った由紀精密 永松社長(実は大の音楽ファン!)

由紀精密のプレーヤーは試作機が出来たときから注目してきましたが、まったくゼロからの開発にもかかわらず、これだけ独自の技術を盛り込んでの製品化は国内では稀と言えます。
今回の音展でも、店主としてはやはり最も印象に残った製品となりました。

同じ階のブライトーンのブースでは LUMIN 初のプリアンプ(ネットワーク・プレーヤー機能内蔵)P1 とパワーアンプ LUMIN AMP、そして Westminster Lab のプリアンプ Quest とパワーアンプ Rei が Dynaudio のスピーカーでデモされていました。


LUMIN P1, AMP Westminster Lab Quest


Westminster Rei mono-brock power amp.



KRIPTON KS-55 Hyper powered speaker system

1階降りて5階の KRIPTON では新製品のミニ・パワードスピーカー KS-55 Hyper がそのミニマムなサイズからは想像出来ないサウンドを披露(高さ16cm×幅11cm×奥行き20cm)。
このスピーカーはDAC も内蔵し、Bluetooth で接続しますので配線は電源ケーブルのみ。アイデア次第で様々な使い方が拡がります。
 
 

amphion Argon7LS

オーロラサウンド,アナログ・リラックス,ウィンテスト(amphion)の合同ブースでは店主も推薦のフィンランドのスピーカー amphion アンフィオンが相変わらずイイ音してました。



CS Port TAT2M2 turntable



CS Port ブースではターンテーブルの新製品 TAT2M2 をデモ。
堅牢無比なワンボディに同社のリニアトラッキングアーム AFU1-2 を搭載していました。
パコ,ディ・メオラ,マクラフリン、3人のジャズ・ギタリストのライヴ盤「Frigay Night in San Francisco」が臨場感あふれる冴えた音で聴かせました。



DYNAUDIO Evoke 50 speaker system

ディナウディオトライオードの合同ブースでは、DYNAUDIO Evoke 50 スピーカーをTRIODE Evolution,Musashi や フランスAtoll IN400se インテグレーテッドアンプで鳴らしていました。
トライオード・アンプでのデモでは、元国鉄マンの山崎社長ならでは、蒸気機関車の疾走音を収めたCDの爆音で盛り上がりました。

ディナウディオの新しいEvoke シリーズは音質と価格のバランスに優れた、最も幅広くお勧め出来るスピーカーに違いありません。


TRIODE Evolution, Musashi integrated amp.


Atoll CD200 CD player, IN400se integrated amp.


今回久し振りの音展でしたが、入場を予約制としたことで特別な視聴時間帯以外は余り混まずにゆっくりと回れたのは良かった半面、若干、目新しさに欠けていた感は拭えませんでした。
新製品の開発も今まで以上に困難な現在、今ある優れた製品を改めて見直す機会と言えるかもしれません。
2022年06月08日


Rega System One

 Planar1 Mk2
 io
 Kyte

英国Rega レガから22万円で揃うレコード再生システムが発売されました。

既に人気のアナログ・プレーヤー Planar1 Mk2 を中心に、コンパクトなインテグレーテッドアンプ io とブックシェルフ・スピーカー Kyte を組み合わせた3点セットです。

レコードを聴くために一からオーディオを揃えたいという方、或いは書斎のセカンドシステムなどに好適。

Rega System One 220,000 円(税別)
2022年05月12日




光電カートリッジのDS Audio から画期的なレコード・スタビライザーが発表されました(まず近日開催されるミュンヘン・ハイエンドショウにて発表)。

機能的にはスタビライザーというよりは偏芯補正機と言ったほうがよいもので、DS Audio お得意の赤外線LED とイメージセンサー技術により盤の偏芯を検出、上面のモニターに表示されるターゲット画面を見ながら手で盤の位置を微調整して偏芯を解消します。



大変手の込んだ機能をコンパクトに収めているため価格も相当なものですが、約2年の開発期間をかけた全く新しい試みに敬服します。

DS Audio ES001 偏心検出スタビライザー 予価600,000 円(税込)


2022年04月21日





Audel U-Basik 5/8(グリルネットはオプション)

イタリアのシチリア島を拠点とするスピーカーメーカー、Audel オーデルから新しい小型スピーカーU-Basik 5/8 が発売されます。

これまでのクラシック・ラインは角を大きく落として丸みを帯びたスタイルがアイコンでしたが、この新しいU-Basik 5/8 モニター・スピーカーは一転して四角い形に縦のはっきりした木肌を活かした新鮮なデザイン。

バーチ合板(樺材)を積層してくり抜いた堅牢な構造は引き継ぎ、中心にアクリル素材「FENIX」を挟む新機軸を採用。
デザインの一部ともなっている非対称の三角形バスレフ・ダクトも特徴的です。

Audel

U-Basik 5/8 390,000 円(ペア、税別)
2022年03月25日

LUXMAN PD-151 Mk2

大変人気の高かったラックスマンのアナログ・プレーヤー、PD-171 とPD-151 がアームの生産終了のために生産を打ち切らざるを得なかったことは国産アナログ・プレーヤーにとって大きな痛手でした。
生産再開に向けてラックスマンは新トーンアーム選定のため、あらゆる可能性を探ってきましたが、ようやく納得のいくアームの搭載が決まりました。

まずPD-151 Mk2 がSAEC 社のナイフエッジ技術を採用したオリジナル仕様のスタティックバランス型トーンアームを搭載して登場となります(5月発売予定)。

LUXMAN

PD-151 Mk2 アナログ・プレーヤー 358,000 円(税別)
2022年03月24日

audio-technica AT-ART20 MC cartridge

オーディオテクニカから新しい上級MCカートリッジが発売されます(4月15日発売)。

同社が総力を挙げて理想のMCカートリッジとして開発したのが、空芯プリントコイルを採用してダイレクト発電を実現したAT-ART1000 ですが、個別に針圧を規定されるなどデリケートな面や価格など、そう簡単に手が出せる製品ではありません。

AT-ART20 はアプローチを変えてオーソドックスな鉄心コイルを使いながら、AT-ART1000 での知見も生かし、更に最新の素材、加工技術をもって臨んだ最高峰と言えます。
見たことのない形状や仕上げからも、その意気込みはひしひしと伝わってきます。

audio-technoca AT-ART20 MCカートリッジ 300,000 円(税別)
2022年03月01日

Audio Refinement(YBA) Overture CD1dt & Overture A1dt

フランスの名門メーカーYBA の姉妹ブランドであるAudio Refinement のインテグレーテッドアンプとCDプレーヤーがマイナーチェンジを受けて新発売されました。

インテグレーテッドアンプOverture A1dt では、並列動作するパワートランジスターを方チャンネル4個から8個と2倍に増強、各トランジスタへの負担を軽減しながら出力アップを果たしました。

CDプレーヤーOverture CD1dt では、YBA ブランドの上級機のみに搭載されているブルーレイダイオードによるパラドックス方式(*)を採用、CDの光学ビット読み取り精度を向上させています。
この方式をベーシックラインであるAudio Refinement に導入したのは画期的と言えます。

只今期間限定で試聴展示していますので、モデルチェンジと言ってよい大幅なグレードアップを果たした両機の実力をご自身の耳でお確かめ下さい。

オーディオファンというより、音楽ファンにこそ聴いて頂きたいニューカマーです。

Audio Refinement

Overture A1dt インテグレーテッドアンプ 348,000円
Overture CD1dt CDプレーヤー 348,000円
(どちらも税別)

*パラドックス方式(YBA社特許)
CDソフトの全ての情報を読み取り易くする為、光学的なノイズを加えることをパラドックス方式と呼びます。
Overture CD1dt ではブルーダイオードの光(波長390nm)を読み取り用のレーザー光に加えて照射、それによりLSB(ラストシグナルビット)をも的確に読み取ることが可能となります。
2022年02月21日
大変残念ながら、長らくご愛顧頂いてきた DECCA/Presence Audio カートリッジの生産が終了致しました。

今後の部品調達が困難であることが主な理由です。

現在、在庫のあるSuper Gold 1個、London Jubilee 2個のみで完売となります(Maroon は完売)。

Super Gold https://www.maestrogarage.com/product/1192

London Jubilee https://www.maestrogarage.com/product/1866

入手出来る最後の機会です。
2022年02月04日


トライオードから人気のパワー管 KT88 搭載の新しいインテグレーテッドアンプが発売されます(5月発売予定)。

人気の現行アンプ、TRV-88SER をブラッシュアップしたもので、基本回路構成,出力(35W×2)はそのままに、バイアス調整機能を加えてEL34 との出力管挿し換えが楽しめます。米国代表のKT88 と欧州代表EL34 との聴き比べもなかなか楽しそうです。
リモコンも新設計のものが付きます。

TRIODE TRV-88XR 250,000 円(税別)
2022年01月27日



独自の視点で魅力ある製品のリリースが続くAurorasound オーロラサウンド、最近はアナログ・オーディオ関連の開発が目立っていますが、今回もまたマニア心をくすぐるモデルを作ってくれました(発売は4月28日)。

EQ-100 は78回転SPから33⅓回転モノラルLPまでのすべてのアナログレコードのカッティング特性に対応した可変型マルチカーヴ・フォノイコライザーアンプです。
低域補正のターンオーバーと高域補正のロールオフのイコライザー補正値はパネルの表示どおりれぞれ10種類が独立で調整出来、組み合わせとしては100種類のカーヴの選択が可能です。

モノラル・レコードを想定した1チャンネルのモノラル構成で(ステレオ分、2チャンネルのモノラル出力を装備)、ステレオ・レコードにも対応させたい場合は2台使います。
ヴィンテージ機との使用も考慮したレトロ・モダンなデザインもいいですね。
導入し易い価格も魅力!

ここのところ、Audio Design DECQ-200,UESUGI U-BROS-220R,Phasemation EA-1200 など、それぞれ個性豊かなフォノイコの発売が続いており、レコード・ファンとしてはさてどれにしたものか、嬉しい悲鳴といったところでしょう。

Aurorasound EQ-100 マルチカーヴ・フォノイコライザーアンプ 248,000 円(税別)

只今、ご予約受付中!
2021年12月05日

Audio Design DCEQ-200 phono stage



独創と先進、信頼性を併せ持つアンプメーカー Audio Design オーディオデザイン社の新しいフォノイコライザーアンプが発売されました。同社フォノイコの第3世代機となります。

先代機DCEQ-1000 は世界でも類を見ない新開発の電子式連続可変容量回路を搭載(MMカートリッジ専用)、液晶モニターで特性を監視しながら調整が出来るという、ほとんどプロフェッショナル仕様のハイエンド・モデルでした。

DCEQ-200 はその連続可変容量負荷回路を踏襲、フルディスクリート構成の完全バランス型回路を搭載。一般的なユーザーにも使い易い機能に絞り、価格もDCEQ-1000 の半分に抑えられました。

只今、期間限定で試聴展示中ですので、その高音質ぶりをご自身の耳でお確かめ下さい!

Audio Design DCEQ-200 フォノステージアンプ 500,000 円(税別)
2021年12月01日

TRIODE Evolution

TRIODE トライオードからKT88 をプッシュプル駆動するインテグレーテッドアンプの新製品が発売されます(12月中旬発売予定)。
その名もEvolution。今までのトライオード・アンプの殻を破る、といった意味を込めたネーミングです。

新しい取り組みとして、まず使い勝手が大きく向上、電源スイッチまでリモコンで操作出来、中央の大きなディスプレイには離れたリスニングポイントからでも見易いディスプレイが設けられました。

またトライオードのスタンダード・シリーズよりも大きめのサイズを採ったことで、トランス類もひと回り大きな余裕の容量を確保。出力も1割強アップしました。

ブラックの精悍な意匠をまとったEvolution は一連のプレミアム・シリーズに属し、「トライオード・プレミアム・ショップ」でのみ取り扱いとなります。

TRIODE Evolution 真空管インテグレーテッドアンプ 480,000 円(税別)
詳細はコチラ⇒ https://www.maestrogarage.com/product/4094
2021年11月24日

Kajihara Lab KL-UA01

IKEDA Sound Labs のカートリッジやトーンアームを手掛けるカジハラ・ラボから、普及価格帯のトーンアーム KL-UA01 が発売されます。

スタティックバランス・タイプのS字型ショートアームで、針圧,インサイドフォース・キャンセラーとも直読式。
ヘッドシェルとトーンアームケーブル(フォノケーブル)、それにオルトフォンSPU など重量級カートリッジを装着する際に必要な追加ウェイトも付属。

手の届く価格帯のユニバーサルアームがひとつ増え、OEM の需要も増えると思われます。

12月上旬~中旬発売予定。

Kajihara Lab KL-UA01 ユニバーサル・トーンアーム 220,000 円(税別)
2021年11月16日

LUXMAN M-10X power amplifier

LUXMAN ラックスマンは2025年に記念すべき創業100周年を迎えますが、その節目に向けて記念モデルを着々と揃えています。

なかでもやはりラックスマンと言えば堂々たるパワーアンプが欲しいところ。
このところ不在であったこのポジションは、それに相応しいモデルの開発を待っていました。
長年同社パワーアンプの基幹技術として受け継がれ、代を重ねてきた増幅回路ODNF を一から見直し刷新した新増幅回路LIFES を開発、搭載しての登場となりました。

LUXMAN M-10X パワーアンプ 1,500,000 円(税別)
2021年11月05日
昨年は中止となり、今年は2年ぶりに東京インターナショナルオーディオショウが開催されましたので、早速初日の金曜日に行って来ました。
いつもは店主日誌の欄に載せるのですが、あそこは写真が小さいので今回はこちらでご報告。

今年は一番下の展示階である4階からスタート。




ROKSAN Attessa

ナスペック・ブースでちょっとしゃれたアナログ・プレーヤーを発見。
これから発売される新製品で、ロクサンのAttessa。サイドを丸く落としたデザイン、シンプルで凝った構造のトーンアーム、フォノイコも内蔵で価格は210,000円(税別)とリーズナブル。気軽に使えるエントリーモデルです。

国内の老舗、ラックスマンからは久々のハイエンドパワーアンプ M-10X が登場、早くもステレオサウンド・グランプリを受賞とのこと。
FOCAL Scala Utopia Evo を闊達、かつスッキリと鳴らしてさりげなく実力を発揮していました。


LUXMAN M-10X


ここで2時になったので予定のエアータイトブースへ直行。
予約制でプライベートイベントがあり(密を避けるため10人しか入れないので関係者のみの予約制に)、小原由夫氏の案内で取っておきの音源を楽しみました。

アンプはATM-2211J とATM-300R で、それぞれスピーカーはFRANCO SERBLIN Accordo Essence とAVANTGARDE Uno XD。特にATM-300R で鳴らすアヴァンギャルド(ウーファーは内蔵アンプによるアクティヴ型)の勢いのあるサウンドに惹かれました。




惜しくも昨年亡くなったデ・パラヴィチーニ氏のEAR では(ヨシノトレーディング)、まだ音出しは彼が生前組んだプロトタイプによっていましたが、300B 片チャンネル2本を(確か)プッシュプル駆動する新型パワーアンプを披露。
外観はモックアップの展示でしたが、息子のネヴィンによる均整の取れたデザインは魅力的です。
音はエネルギッシュで生々しい、いつものパラヴィチーニ・サウンド。
来年発売か??


EAR 300B Power Amp(下)


ステラの大きなブースでは今回も「ゴジラ」(店主の勝手な呼称)ことウィルソン・オーディオのフラグシップ Chronosonic XVX がデモの音出し中。席は満員、立ち見も多数。
システムの布陣もぬかりなく、TechDAS Airforce Zero アナログプレーヤー、HSE Masterline 7 フォノイコ、そしてプリとパワーアンプはギリシャの新星 YPSILON。
あれだけ大きくユニット数も多いスピーカーにもかかわらずピシッと焦点が合い、引き締まって聴こえるのはさすが、ウィルソンは2代目になっても健在なようです。

スイスのHSE では価格を抑えた(?)小型フォノイコの試作品も展示されていました。


Wilson Audio Chronosonic XVX


HSE Swiss フォノイコ・プロトタイプ


ギリシャEYPSILON のインテグレーテッドアンプ新製品


隣のディナウディオジャパン・ブースではハイエンド・スピーカー2モデルの聴き比べ。
一般的な広さのリスニングルームならサイズ感も手ごろなContour 30 で何の不満も無しですが、広い部屋があるのならフラグシップのConfidence 60 は別格。格の違いを見せつけますが、そこはディナウディオ、ちっとも偉そうには鳴ならないところが北欧の見識でしょうか。

また、大のレコード愛好家でもある案内役・中村氏のかけるレコード(CDはかけません)が他では聴けない熟練の選択ともいうべき内容で、分かる人は大いに楽しめたでしょう。ただ、決して曲の途中で針を上げないのでかなり長いのもあり、心して付き合うべし(笑)


DYNAUDIO Contour30/ Cofidence60


トライオードブースでは注目すべき2台の新型アンプが初お目見え。
ブラックの精悍な意匠をまとったEVOLUTION はKT88 をプッシュプル駆動する新世代インテグレーテッドアンプ。腰の据わった安定感あるサウンドを披露していました。これは頼りになりそう。
もう1台、トライオード・カラーのチェリー色が鮮やかなTRV-88XR は同じくKT88 をプッシュプルで鳴らしますが、バイアス調整機能を持つことで他の球も使えるところがミソ。地味ながら今後の人気機種になるでしょう。

そうそう、話題のウェスタンエレクトリック復刻版300B の販売元もトライオード。既に初回と2回目の入荷分とも売り切れの、大反響!


TRIODE EVOLUTION


TRIODE TRV-88XR


WESTERN ELECTRIC WE300B


国内メーカーのフェーズメーションは初参加。
大型送信管211 をパラシングル駆動する堂々たるモノラルアンプの試作機を参考出品していました。但し価格はペアで500万円は下らないとのこと。
完成した暁にはじっくりと聴いてみたいところです。


PHASEMATION 300B monaural power amplifier


最後にアイレックスブースを訪問、こちらも初参加です。
アナログに強い代理店ですからソースはレコード、Reed Muse 3C ターンテーブルにReed のアーム、ドイツ・テデスカのカートリッジで鳴らします。アンプはイタリア・オーディアのプリとパワー、フォノイコも参加出品ながらオーディア。これらの組み合わせは私どもでもたびたび試聴展示していますので、お馴染みですね。

スピーカーはイタリアのオーデル Audel 最上級機、Symphonica。
大き過ぎず程よいサイズのトールボーイで、ご覧のようにイタリアの作らしく木目を生かした暖かみある外観の通り、出てくる音も温もりがあり、どこか懐かしさを感じます。
硬い箱に硬いコーンのユニットを積んだ今様ハイエンドモデルばかり聴いた後では何故かほっとする響きで、トランスデューサーというより楽器を連想します。
音楽の国イタリアはシチリア産の得難い個性と言えるでしょう。

ターンテーブル周りではもうひとつ、大変ユニークな機器が。
ドイツ、デーレンヴィル社のベルトドライブ用汎用フォノモーターで、ベルトドライブ・プレーヤーに限らずダイレクトドライブ機でも、プラッターにベルトが架かりさえすれば、ほとんどのプレーヤーに使える高性能フォノモーターです。
元々はドイツでもいまだに人気のある旧マイクロ精機製プレーヤーのための新しいフォノモーターとして開発されたこともあり、今回はマイクロのRX-5000 ターンテーブルと組んでデモされていました。


AUDEL Symphonica


REED Muse 3C


DERENEVILLE DMS-5001


今回のショウは予約制にして入場者数を制限したことで、いつもほど混雑すること無く座ってじっくり聴くことが出来たのは大変有り難かったですが、つい長居してしまい、いくつか回りきれないブースがありました。
回ったなかでは、2年ぶりにしては今一つ目新しい目玉と言えるようなものに乏しいように感じましたが、皆さんはいかがだったでしょうか?
でもまずは今年開催出来たことを喜びたいと思います。
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